宇和島市出身。ミャンマー・日系会計事務所駐在員 税理士、若松裕子さん ①

半年と言われた転勤は、すでに4年目

若松裕子

若松 裕子

  • 宇和島市出身
  • 税理士の仕事の都合でミャンマーへ
  • ミャンマー在住歴4年目
  • 原&アカウンティング・パートナーズ(Japan Outsourcing.Service Co.,Ltd.)勤務

ミャンマー愛媛県人会の顔でもあり、世界中から「姉さん、姉さん」と慕われる若松さん。
ミャンマーにきて4年とは思えないほどその存在感は大きい。

税理士として企業様からの信頼も厚い姉さんの、知られざる学生時代のエピソードとは?
様々なキャリアを重ねながらも、一貫して大事にしている○○への想いとは?
お話を伺いました。

出身を教えて下さい。

宇和島市出身です。
小学校は高光小学校。
全校生徒16人の山の上のクラスでのびのびと育ちました。

その後城北中学校、宇和島東高校。
高校まで宇和島におり、卒業後は東京の明治大学の経営学部に進学しました。

なぜ経営学部を選ばれたんですか?

手に職をと思ったからですね。
文学も好きだったので、それも考えたんですが、将来のことを考えると文学部では食えないかもと。

経営を勉強しておけば、将来の役に立つんじゃないかなと、仕事に繋がるんじゃないかなと思いました。
あんまり行ってなかったんですけどね(笑)

そうなんですね!大学に行かずに何をされていたんですか?

学校に行かずに働いていました。

昼は洋服屋で、夜はカフェバー。
休みの日はイベントのコンパニオンなど。
2つ3つ掛け持ちしていました。

すごい稼いでましたね(笑) あの頃は。
ちょうどバブルの時期だったので、働いてお金を稼ぐのが世の中でした。

あとは商売が好きだったというのもあります。
大手のアパレルから脱サラしたご夫婦がされてた会社でアルバイトしたのですが、その時は洋服の仕入れから販売まで全てさせて貰って。
奥様である専務に商売の基本を叩き込んで貰いました。

あとは大学では、応援団のチアをやっていました。
サークルの勧誘があったときに、今までやったことないことやってみようと思って。
ただ、体育会なので、応援団の中で一番厳しい。
勧誘のときは優しいから気軽に入ったんですけどね、あんなに大変だとは思いませんでした(笑)

高校時代は、どんな学生だったんですか?

不良じゃないけど、全然真面目な学生じゃなかったんですよ。
学校も午後から行くような。
ただ英数国だけは成績が良かったので、それで受験できるものを選びました。

また、当時の彼が1年上で先に東京に行っていたので、大学で東京に行きたかったんですよね(笑)

高校時代はこれを成し遂げたとかがないので、偉そうに言えないなあ。
今思えばちゃんと真面目に、高校も大学も行ってたら良かったなと思いますね。
なので、26歳から税理士の勉強を始めたときは、逆に楽しかったです。

ミャンマー
(ミャンマーの寺院)

大学を卒業した後はどうされたんですか?

お花の会社に就職して、ホテルやブライダルのお花をコーディネートしたり、ブーケを作ったりしていました。
就職時はバブルで、大手企業でもどこでも行けるという雰囲気だったんですよ。

ただ自分は、学生のときに洋服屋を通じて商売を知ったので、どうしても中小企業に就職して、もっと深く商売を知りたいと思いました。

そこで興味があるものが、着物かお花。
着物はその頃、着物の会社の営業って、呉服屋の若旦那の世界。
女性は出来ないと言われたんです。

そこで中小企業だけど、都内で老舗のお花の会社に就職しました。

どんな新入社員だったんですか?

ホテルの中にお店があったので、ホテル全体のコーディネートやお客様がいらっしゃることが多かったんですよ。
ただ、中にいたら営業もやりたいなと思って(笑)

そこで赤坂に行きました。
赤坂は歓楽街なので、クラブもたくさんある。
クリスマスツリーを作りませんかっていう飛び込みをして。
結構受注しましたね。
営業的なものが好きなんですよね。

その後26歳の時に、フードライターに転職しました。
若いときはジェンダー的なものがあって。
やっぱりマネージャークラスは男性がなる。
同じ仕事をしても男性の方が給料が高かったんですよね。

それが嫌で転職雑誌見てたら、フードライターというのを見つけて。
食専門のライターをやっていました。

次回のインタビューは?

ミャンマー生活で感じていることなどをお送りいたします。
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