ただなので、自分のやりたいようにやろう
コーイチさん(32歳)※取材時の年齢
- 愛媛県四国中央市出身
- 高校まで愛媛で過ごした後、名古屋へ。働きながらナレーションの専門学校に通う。
- 現在はフリーランスのナレーターとして、朝の情報番組など、全国番組で大活躍。
「ナレーターってどんな仕事?」「声のお仕事につきたい」そんな方にぜひ見て頂きたいです。
四国中央市のご出身なんですよね。どんな学生時代だったんですか?
高校では、放送部に入っていた時期もあったんですが、割とのんびりした部で。体育会系に慣れていたので、高1の終わりくらいに辞めてからは帰宅部でしたね。
「バドミントンだ、録画しよう」くらいの気持ちだったんですが、その番組ですごく感動をして。こういう風に人に感動を与えたり、心を動かす仕事って素敵だなって思いました。
親戚からコンポを貰ったので、勉強をしながらラジオを聞いてたんです。それで、ラジオドラマにすごいはまって。
NHKFMかな?夕方か夜に毎日放送する15分番組で、物語も面白かったんですが、声だけで表現できるのが面白いなあって。その時に、声の専門の仕事があるんだって、興味があるなって思いました。
(愛媛の学生時代からの友人たちと、みんな野球が大好き笑)
進学をしないという選択、きっかけは友人の言葉?
そしたら友達が、「声の仕事だったら、そういう専門学校があるし、直接行ってもいいんじゃない?」って言ってくれて。これまで進学ありきで考えていたんですが、「その方が手っ取り早いな」って思うようになりました。
ちょうど、トヨタが期間工を募集していたので、高校を卒業して名古屋に行きました。地方から出稼ぎに来ている人も多かったので、寮もあって。結局、1年半くらい勤めたんですが、お金も貯まりましたね。
(名古屋時代、世界の山ちゃんでバイトしてた頃からの友人たちと)
働きながら、専門学校に通う日々
その中で、名古屋に事務所を持っていた先生がいて。気付いたら、研修生を経てそこの事務所の所属になりましたね。ただ、入ったはいいけど、仕事があるわけじゃない。ボイスサンプルを作って、それを元に事務所が売り込みに行ってくれていました。
当時は番組の仕事って少なくて、企業様のCMやビデオなど、ほぼ単発でした。なので、それだけでは食ってはいけない。それこそ、飲食、日雇い、イベント系、テレアポ、量販店とか外回りの営業っていうバイトを掛け持ちしながらでしたね。
ただ、21歳くらいの頃、先輩の男性ナレーターが業界を辞めるから、レギュラーを引き継がないかっていう話がありました。事務所の社長から、「やるなら3年は名古屋にいろ」って言われて、結局やることにしました。
でも、東京って言う選択肢は忘れられなくて、東京のナレーターのことを調べてたんですよね。
そしたら、あるナレーター事務所がやってるメルマガで、そこの事務所が東京でスクールを開くっていうお知らせが流れてきて。そこは養成機関とは違うから、そのまま事務所に所属できるわけではない。逆に自分は事務所に所属していたので、それが良いなと思って。1年くらい、毎週名古屋から東京に通っていました。そこは、番組のナレーションなど初めてのことも学びましたね。
スクールのために、毎週名古屋から東京へ
そしたら、東京のスクールを運営している事務所のマネージャーさんが、「東京でオーディション受けてみる?」って言ってくれて。池上さんが出てる東日本大震災後の特番のオーディションを受けたんです。そこで、初めての全国番組の仕事が決まりました。
中学時代に興味を持った仕事につくため、大学進学をせず、働きながら夢を追いかけるという選択をしたコーイチさん。
甘くない。しかし大変な時期を経験しながらも、全国番組に出演されるまでになりました。
次回、東京での快進撃のきっかけや、事務所に所属しない理由など。また、ナレーターと声優の違いについても、たっぷり語って頂きました!
🍊スポーツ番組向けのボイスサンプル。(再生ボタンを押すと音声が流れます)🍊
WEBサイトはこちら
ナレーターのコーイチさんて気になっていたんですよ
声の感じからもっと年配の人だと(4~50代)思っていました
顔も含めいろいろ知れて嬉しかったです
これからも頑張って下さい