松野町在住。BBQ侍（BBQの企画・運営）、肉本龍馬さん（37歳）

BBQ侍として、地元松野町の食材を使った全く新しい体験型BBQを企画・実行しているでござる！

例えば、滑床渓谷で養殖しているアマゴを燻製焼きにしたり、松野町で獲れた鹿肉のパエリアを大釜で作ったり。秋～冬には、滑床渓谷でキャンプファイヤーができるグランピング（ラグジュアリーなキャンプ）を行っています。

森の町松野町の資源を使うことで、自然や命のありがたさを感じられるのと、他のBBQにはないメニューが多いからか、リピーターのお客様も多いです。

最近はメディアにも取り上げて頂き、松山や高知など、松野町外に行くことも増えてきました。なんと去年は、お客様の招待を受けて海外のハワイでもBBQを行いました！

「大人も子供も喜ぶ、正義のヒーロー」になりたいと思ったからでござる！

きっかけは10年前に児童養護施設にボランティアで行ったことです。子供たちに職業を聞かれた際、子供たちを喜ばせたいと思わず「正義のヒーロー」と答えたんです。それを信じる子供たちの目に、言ったことを嘘にはできないと思いました。

そんなときに偶然、松野町が町おこしとしてBBQに力を入れているのを知り、「子供たちが喜びそう」という想いと松野町の人の温かさに触れ、移住を決めました。

BBQ侍が誕生したのは、大好きな坂本竜馬さんと笑いで人を元気にしているパッチ・アダムスさんのようになりたいと思ったからです。今では児童養護施設の子供たちだけでなく、地元の子供たちや大人たちも楽しんでくれています。

拙者にとっては、そんなきっかけをくれた「子供たち」がヒーローだと思っていますね！

嬉しい瞬間は、自分の作るBBQ・グランピングで、参加した人たちが喜んでくれたときでござる！

BBQ侍をしていて、例えばダサいや面白くないなど、叩かれることも多くあります。しかし、心が折れることは全くありません。それは、BBQに参加してくれた方々が喜んでくれるから、そして松野町の人々が温かく接してくれるからです。

最近では、BBQの試作料理を作っていると地元の人が覗きにきたり、また子供たちが家まで遊びにきたりします（笑）。なにより、いつも見てくれる子供たちを楽しませたい、そう思ってBBQ侍を続けられています。

「大事な人の役に立つ」

父上という、近しい人が突然亡くなったことを通じて、命に限界があることを知ったでござる。終わりがあるから、限りある命を自分の大切な人のために使いたい。坂本龍馬さんも、限りある人生を世のため、そして周りの人の幸せのために使いました。

まだまだ拙者には夢があるぜよ！
それは、松野町に大人の秘密基地をつくることです。五右衛門風呂をおいて、焚火をしながら音楽ライブをして、松野町の美味しいものを食べながら語り明かす。
それには、一人よりも二人の方がもっといい。そのために、拙者の志を継ぐ「侍」も探したいと思っています。