愛媛の建設会社「愛亀」カンボジア勤務 丸岡さんのインタビューです。
前回のインタビューはこちら
愛媛の方はみんな〇〇が好きっていう印象
今後の目標を教えてください。
野球にも関わっていきたいですね。
自分の所属するカンボジアの野球チームでは、JICAの草の根技術協力事業で、カンボジアの野球協会と野球場を作ろうとしていました。
ただ、提案はしたけど、球場を作ってどうやって利益を生むのか。
そもそも野球人口がないので、本当に使うのか。
どうやって教育していくのか。実現は難しかったんですよね。
今カンボジアでは、日本チーム、韓国チーム、現地の大学のチーム3チームでリーグ戦をやっています。
私の所属していた野球チームでも、カンボジアのちっちゃい子たちに野球を教えてたこともあります。
娯楽がないので、楽しんでくれてましたね。
ただ野球って、知らない子に教えるのは本当に難しい。
細かいルールが大変なんです。
もちろん、野球チームの方たちも仕事があるし、楽しみとして野球はしますが、それを専門的、定期的に子供に教えれるかどうかとはまた違う。
ボランティアで、野球を広めるのはホントに難しい。
青年海外協力隊でも野球隊員が来たことがありますが、1人だけでは限界があります。
色んな方向から一気にアプローチするのが大事だと思います。
でも日本人として野球を広めたいのはあり、カンボジアにいる限りは少しでも関わって協力できれば考えています。
アジア各国の野球チームが参加する大会で、今年11月に念願の初優勝!(写真一番左が丸岡さん)
愛媛の方の印象を教えてください。
愛媛の方ってみんな愛媛が好きですよね。
愛亀の方からも出張に来るたびに愛媛のグッズを頂くので、今年のシェムリアップエンパイアマラソンではみきゃんの帽子を被って走りました(笑) 。
カンボジアでも愛知県人会はなく、東海地方の集まりがあり、それで一括り、関西の方の会もありますが関西地区全域の集まりです。
愛媛は四国会はなくて、愛媛会がありますからね。
あとは、年配の方を中心に海外にあまり興味がないのかな?という印象があります。
そもそも、愛媛は自然も豊かで魚もおいしい、松山という大きな町もある。
温泉まであって、何でもそろってしまうし、物価も高くないので日本の中でも住みやすい場所なのではないかと思います。
もちろん、無理して海外に行く必要はありません。
ただ、海外にいくことで愛媛の良さや、日本良さ、他にも気付かなかったことが多いと感じました。
カンボジアの良いところを教えてください。
まずは、ごはんがおいしいところです(笑)。
人も、優しくて面倒見がいいですし、若い人たちが夢をもって生きています。
日本だと仕事が優先とされることが多いですが、カンボジア人は家族や仲間をとても大事にする。
カンボジアだと、仕事より友達の結婚式を優先し、結婚式に行きます。
親戚が病気だと心配で仕事を休んで田舎まで看病に行ったり、お盆や正月は必ず田舎に帰り、家族や親戚で過ごす事をとても楽しみにしています。
ただ、カンボジアの高度成長が続いていくと、こんな光景も無くなっていくのかなと思うと少し寂しいですね。
悪いところはありますか?
悪いところはあまりないですね…。
ただ、夜、走っていると野犬が多いんです。
カンボジアだと狂犬病の危険性もある。
けがとか病気をしたときに、ちゃんとした治療が受けられるかは心配ですね。
ひったくりにもあったこともある。
でもカンボジアを嫌いにはなりません。
いい人もたくさんいるって知ってますから。
これからやりたいことはありますか?
若い頃はスポーツの中心はいつも野球でした。
日本では部活動がありますし、一つのスポーツを極める、そういう傾向があると思います。
でも、最近はフルマラソンを走ったり、ドッチボール、ボクシング、バドミントン、日本ではあまり聞いたことがなかったペタンクという競技をしてみたり、そういった場所で仲良くなった欧米の方や、カンボジアの方と田舎に旅行にいったりもしています。
新しいことをすることで自分では思いもよらなかった人との出会いも多いです。
ペタンクは地味そうですが、チーム戦もできてゲームも白熱することが多いです。仕事に関してもそうですが、これからもいろいろなことに挑戦していきたいです。
今、周りの友達とかはちょうど家族が出来ている年齢です。
自分は結婚してないですが、姪っ子がすごく可愛い(笑)。
子供は好きなので、子供が欲しい気持ちもあります、相手があってのことなので、こればかりは縁ですし、いろんな考え方があるので何ともいえませんね。
あとは野球はいくつになっても、わいわいみんなと続けたいですね。
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