高校生必見!!現役慶應大学院生が教える「大学生活のすゝめ」



大学と大学院6年間のリアルな生活

どうも、みなさん!
現役の慶應義塾大学大学院生とっくんです!

今回はよく聞かれるあの質問について答えたいと思います!
その質問とは、理系の大学生活って楽しくないって本当?

どうやら中高生にとっては理系のキャンパスライフは色褪せて映っているようです。
ということで、大学院まで進学し、理系のキャンパスライフを6年間経験した僕が、自分の6年間を振り返るという自己満な回をお届けします。

新生活に胸を弾ませた1年生

僕は小中高と愛媛で育った生粋の伊予っ子やけん、東京での一人暮らしは初めてやった。
(東京に来て伊予弁を使わなくなったので懐かしくてついつい)

そんなことはさておき、当時の僕は新しい環境での一人暮らし、大学での新たな出会い、学び舎で触れる新しい学問、全てに胸を弾ませていました。

入学式で様々なサークルや部活から勧誘を受け、これからの大学生活に並々ならぬ期待を抱いていました。

僕はずっと大学ではアメリカンフットボールをしたいと思っていたので、他のサークルや部活には目もくれず、即アメフト部に入部
部活と授業の両立に苦戦しながらも半年が過ぎた頃、何か違和感を覚えアメフト部を退部。

その違和感とは、自分がアメフトをするためだけに大学に来たわけではないということ。
部活をしていると多くの時間と労力をそこに注ぐことになります。
それによって、学問が疎かになっている自分に気づいたのです。

とっくんの学問のススメ

大学生活を模索し始める2年生

そして僕は大学生活を模索し始めます。

いざ部活を辞めると、かなり時間の余裕ができることに気づきました。
その時間をどのように使うかは自分次第
とりあえず僕は普通の大学生と同じように、学問とサークルとアルバイトに多くの時間を費やすことにしました。

おそらく、理系に進学する高校生が一番気になっているのはここではないかと。
理系だからと言って、忙しくてサークルに参加できないこともないし、バイトができないことも全くありません!

確かに、学問に費やす時間は他の学部と比べて多いですが、サークル活動やバイトに支障が出るほどではないので心配無用です!
しかし、この時の僕は普通の大学生活を送っていることに何も疑問を抱いていませんでした。

将来の進路に悩む3、4年生

3、4年生になると文系の友達が就職活動を始めます。

僕は当初から大学院に進学する予定だったので、就職活動は自分には関係ないと思っていました。
しかし、周りの就活トークに耳を傾けていると、届くのは後悔の声ばかり

「もっと将来を見据えて大学生活を送ればよかった」
「行きたい会社が見つかったけど、英語が必須でどうしようもない」
「もっと暇な時間を有効に使えば良かった」
などなど。

もちろん、就職活動がうまくいった友達もいましたが、僕の中ではこれらの後悔の言葉がとても印象に残りました。
そこで僕は、将来自分が何をしたいのか、どんなことを実現したのか、どんな大人になりたいのかを、真剣に考え始めるようになりました。

そのときに、ふと、教育者になりたいと思っていた昔の自分を思い出したのです。
そこから歯車が周り始めます。

研究と教育活動の二足の草鞋

大学院生になると、研究活動が本格化します。
僕は医療分野の研究なだけあって、多大な時間と労力を研究に注ぎました。

しかし、その傍、教育に携わる活動をしたいという思いを募らせていきました。
教育といっても幅広く、自分はどこに興味があるかを考えたときに、あることに疑問を感じました。

学校で教えてくれることは、数学や国語といった勉強だけだということ。
そして、お金の稼ぎ方や恋愛の仕方、人生の楽しみ方などは何も教えてくれないということ。

しかし、生きていく上では明らかに後者の方が必要なスキル。
そこで僕は中高生のキャリア教育という部分に興味を持ち始めました。

上京してから、いろんな大学生や社会人と出会い、同い年でこんな素敵な活動をしている学生がいるのか、こんな仕事が世の中にはあるのか、こんな生き方があるのか、などを目の当たりにしてきました。
高校生の僕はいい大学に入学し、いい会社に就職し、いい奥さんと結婚することが全てだと思っていましたが、そんな価値観はガタガタに崩れました

もう世の中広すぎる!

そこで僕が強く感じたことは、この価値観を中高時代に知っていれば、自分はどんな進路選択をしたのだろうということです。
もしかしたら日本を飛び出していたかもしれない、大学に進まなかったかもしれない。
そこから僕は、世の中にどんな人がいるのか、どんな生き方があるのかを中高生に知ってもらいたいという思いからYouTubeチャンネルを始めました!

正直、研究との両立はかなりキツい部分もありました。
朝から夕方まで研究室に行き、夕方からインタビューしたり動画編集をしたりと大変でしたが、たまに届く高校生からの声が励みになり、続けてこれたと思います。

とっくんの学問のススメ

まとめ

みなさんいかがでしたか?
ざっとですが、6年間を振り返ってみました。

あの時こうしていれば良かったなとか、もっと早く気づけば良かったなとか、思うこともありますが、最初からそういう運命だったと思えば気が楽です。
みなさんの大学生活が有意義になることを祈っています!

【おまけ】とっくん コラム

大学生活を理系だから楽しめないとか、文系だから楽しめる、なんてことは微塵もありません。
大学生活なんて、有り余る時間を自分がどう使うかで大きく変わってきます。

理系に進みながらも、余った時間をサークルやバイトだけでなく自分の興味ある活動や社会的意義のある活動に費やすことができれば、充実した大学生活になると思います。
もちろん、充実した大学生活という定義は人によってそれぞれですが、僕はこういった活動にこそ自身の成長を促せる出会いや経験があり、将来のキャリアにおいて重要な意味を為してくるものだと強く信じています。

これから大学進学や就職を考えている中高生は、ぜひ自分が将来何をしたいのかを真剣に考えてみてください。
何も思いつかないのは、それは世の中について何も知らないだけです!
知らなければ、その道を選択することすらできないのですから。
ということで、みんな僕のYouTubeチャンネルを見ましょう!

ライター:とっくん

とっくん

慶應義塾大学 大学院生
大学では医療系の研究を行う傍、YouTuberとして大学や仕事に関する情報を発信している。
2017年にヒメセカに入部し、主に学生向けの記事やインタビュー動画の作成を担当。
好きなものは筋トレと読書。
とにかく体を追い込み、本を読みまくる。
最近は旅にはまっている。

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