想定外の出来事も私を成長させてくれた、大切な出会いだった
水野 千尋さん(25歳)※取材時の年齢
- 愛媛県宇和島市出身
- ご主人が九島の地域おこし協力隊に就任したのをきっかけに、今年2月に家族3人で九島へ移住する。
- 移住をきっかけに、高校の頃からの夢を叶え、ウエディングプランナーとして独立。『いつもの場所を、思い出のある特別な場所に』をコンセプトに、愛媛でオリジナルウエディングのプロデュースを行う。
今思えば、学校の勉強も大事だなって思うんですけど。「この方程式が将来どんな役に立つんだろう?」って思っちゃう(笑)周りからやれって言われたこと、それをやってどうなるのかが分からないことを頑張るのが無理な子供でした。
ガイヤ:毎年開催されるうわじま牛鬼まつりの初日を飾るダンス。若者になじむダンスをと、1988年に完成。当日は、宇和島が一番熱く燃える日として、若者がダイナミックな踊りで真夏の夜を彩る。作詞作曲:宇崎竜童氏。振付け:土居甫氏(ピンクレディー等の振付を行う、宇和島南高校出身)(参照元:ガイヤカーニバル実行委員会)
ただね、入ったら入ったでめちゃくちゃ勉強したんですよ。海洋環境の研究、主に海水の水質調査が専門だったんですが、水質調査を行う学校が年に1度集まるような、全国規模の調査報告会にも出ました。
ほんとに好きなことには、熱を持ってやれる
まさに苦手…というか、やろうともしなかった分野で。やっぱり、計算に興味があったわけじゃないんですよね。「この調査が父の役に、というか地域を担う養殖業の未来に役立つんだ。」それを感じられたので、楽しかったんだと思います。
ただ「じゃあ、なんでこれをするんだろう?」って、その先が分かると楽しかったんですよ。
しかも苦手なことに挑戦して達成すると、好きなことをするより、成長を実感できる。
その時に不本意なことでも、やってみたら楽しいかもしれない。色んなことをするうちに好きなことが定まっていくのかなって思いました。
高校3年のときに猛勉強してウエディングプランナーの資格を取った。
元々、高校生のときから接客が好きで。高校生のときは3年間お寿司屋さん、卒業してからはお菓子屋さんや居酒屋とか…。一緒に働いた人達がすごく温かくて、接客についても勉強になりましたね。
でもいざ自分で入れたものを取り出したとき、知ってたし、分かってたけど、神秘だなと思ったんですよね。真珠って、人が手を加えただけでも、自然に置いただけでもだめ。人と自然が合わさって出来るんですよ。
ただ当時、真珠のアクセサリーって古いデザインしかなくて。「人と自然が織りなす力で出来たものを、素敵な感じで世に出せないかな?」そう考えたときに、真珠といえば冠婚葬祭だな。ウェディングっておめでたいし、ウエディングを通じて、真珠を広められないかなと思って。
高校3年のときに猛勉強してウエディングプランナーの資格を取りました(笑)
ただ、真珠のためにとった資格だけど、ウエディングプランナーについて知れば知るほど「これはなんて素敵な仕事なんだ」と思いましたね。
核入れ:アコヤ貝の体内に、真珠の元となる核を挿入する仕事。 核は、貝殻を削って丸くしたもので、一人前になるのに何年も修業が必要。
私にしかできない接客を見つけるのがすっごい楽しかった。
そんなとき派遣会社に登録したのですが、何か所か推薦してくれて。
「1つだけウエディングがない会社があるけど、のりにのってるから候補に入れとくね」って。
ただ、ちょうどその会社を見たときに「ここで働いている気がするな」って思ったんですよね(笑)それで小浜島に行きました。
あと普通のホテルって、フロント係はフロント係専門なんですが、星野リゾートはフロント、レストラン、ベットメイキングとか何でもやるオールラウンダーで。「お客様全員に楽しい時間を提供したい」みんながそんなハートフルな気持ちで仕事をしていたのも楽しかったです。
興味のない分野でも『何のためにやっているのか』を考え、『楽しい』に結び付けてきた千尋さん。
「むしろ、苦手なことに挑戦して達成すると、好きなことをするより、成長を実感できる」そう思ったきっかけは、宇和島の自然や家族の存在でした。
次回、ウエディングプランナーの仕事や結婚式の様子など。九島やコンセプトウエディングの魅力についてもたっぷり語って頂きます!
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『Mare』(マル)ラテン語で海を表す言葉
「好きなこと以外したくない」「ウエディングプランナーって素敵」そんな方にこそ、見て頂きたいです。
では、どんな学生時代だったんですか?