グロス夫妻(ベンジャミンさん、昌美さん)
- ゲストハウス「おめぐり庵」の運営
- ベンジャミンさん:アメリカ・ペンシルベニア州出身
昌美さん:西予市明浜町出身
どんな仕事をしているんですか?
なぜこの仕事をしようと思ったのですか?
京都で社会起業家支援団体で働いていたのですが、その頃は訪れる起業家のビジョンを明確にしたり後押したりする仕事をしていました。
そんな中で、自分が望む未来について考えるようになり、その結果「一番自分らしく在りながら自分の経験を活かすことのできる場所は愛媛だ」ということに気付いたのです。
そしてあるとき、「1年後の自分に手紙を書きましょう」という企画に参加し、そこで書いた内容は、「豊かな自然の中で暮らしながら自営業を営んでいる」というものでした。
1年後、そのビジョンが現実になり、今の「おめぐり庵」というカタチになりました。
この仕事の魅力はなんですか?
海外の方でも土や木などの自然素材でできた古民家を「懐かしい」と感じてくれる人が多く、人の起源は万国共通だと思わされました。
印象に残っているのは、88か所巡りをしていたポルトガルの有名俳優さん。Instagramのフォロワーが30万人を超える方で、ポルトガルでは常に誰かに見られている感覚があるそう。だけど、日本では知っている人は少ないし、おめぐり庵では自然だけに囲まれた生活ができる。「ここでは素の自分でいられるよ」と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。
これまでのベンさんの人生について教えてください。
昌美さんとの出会い
人間と地球の調和
「健康であること」は「自然体であること」。逆に「自然体であること」を目指せば、「健康になる」ことができます。人間の健康には、自然体でいられる生活や環境が不可欠です。草木や花や動物にも同じ事が言えます。つまりは地球との調和を目指せば良いのです。現在、私自身は氣功整体師として、患者さんが自然体(健康)になる手助けをしています。身も周りの外氣や身体の中の内氣のめぐりを整える施術に加えて、衣・食・住の暮らしがまずは大切だということを伝えています。
これまでの昌美さんの人生について教えてください。
生きる力を身につけた海外生活
「どんな環境でもたくましく生きる力を身につけたい」という気持ちが元々あったので、厳しい環境だったからこそより楽しく充実した生活を送ることができました。
自分らしくいられる愛媛への移住を決意
そこで、今までの自分の人生や経験を振り返り、一番力が発揮できそうな場所として思い浮かんだのは、生まれ育った愛媛県西予市でした。ネットで偶然見つけた古民家の空き家は「自然に寄り添った生活がしたい」という2人のイメージにもぴったりでした。
西予市には、移住者向けの空き家改装補助金などの支援も充実していて、私たちの新しいスタートの力強いサポートとなりました。近所の皆さんも温かく迎えてくれ、地域の方々から不要品など色々いただいて今のゲストハウス「おめぐり庵」をスタートすることができました。そんな地域に感謝を込めて、地域の魅力を発信できる宿泊施設としてイベント会場として「おめぐり庵」を運営しています。
ベンさんを表す、価値観を教えてください。
また、呼吸をしないと生きていけません。毎日絶えずおこなうものですが、だからこそ「呼吸の仕方を変えることで体内の何かが変わって、生活が変わるかもしれない」と考えています。自分の中で何かを変えたいと思ったら、大それたことを考える前に、まず呼吸を変えてみましょう。
昌美さんを表す、価値観を教えてください。
おめぐり庵については『こちら』から。
この記事を書いた人
角田 尭史(すみだ たかし)
松前町出身。東京のWebメディア運営会社で編集長を務めながら、観光系サービスの広報を兼任。ほかにも、カメラマン、インタビュー講師など、パラレルキャリアを邁進中。図解を生かした情報整理には定評あり。
Twitter:@Sumida365、note:@Sumichan11
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